「歯」についてのお勉強(歯周病について①)

最近、近所に歯科クリニックが新たに出来たので、放っておいたむし歯の治療を再開しています。

いままで行っていた歯科クリニックと違って、今度のところは愛想もよく、先生の説明も丁寧でわかりやすいので、継続して通院していきたいと思っています。

この通院をきっかけになんとなく「歯」について興味が湧いてきたので色々と調べてみました。

調べてみたところ、歯を失う80%以上の原因は「歯周病」もしくは「むし歯」らしいです。

そこで、まずはこの2つの病気について個人的な忘備録も兼ねて、記事にしてみたいと思います。

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「日本人の8割は歯周病」って本当?

歯周病について調べていると、よく出てくるワードがこの「日本人の8割は歯周病」というものです。

こんなワードを見ると、歯周病ってかかりやすい病気なんだな、もしかして自分も歯周病にかかっているのかなと思いがちですが、このワードの元ネタはご存知でしょうか?

厚労省のe-ヘルスネットによると、下図のデータが元ネタとなっているようです。

e-ヘルスネットより

このデータの中で各Codeは次のことを意味しています。

  • Code-0: 歯周疾患なし
  • Code-1: 歯肉出血あり
  • Code-2: 歯石
  • Code-3: 浅い歯周ポケット(4~6mm未満)
  • Code-4: 深い歯周ポケット(6mm以上)

「日本人の8割は歯周病」とは、つまり「Code-0以外の人を集計した割合」ということなのです。

ただ、少しでも歯石のついている人はCode-2と判定されてしまうため、そのような人も含められていることを考慮すると、「日本人の8割は歯周病」というのはウソではないものの、若干大げさな印象も受けます。

より正確な「日本人の歯周病患者の割合」とはどのくらいなのか?

歯周病の治療として本格的な治療が必要となるのは、Code-3とCode-4の状態の方です。

そこで、先程のデータよりCode-3とCode-4のみを集計すると、次のようになります。

  • 15~24歳  約9%  
  • 25~34歳  約18%
  • 35~44歳  約25%
  • 45~54歳  約33%
  • 55~64歳  約48%
  • 65~74歳  約52%
  • 75歳以上  約61%

上記のデータのほうが、「日本人の歯周病患者の割合」として近いのではないでしょうか。

Code-3とCode-4のみの集計結果から本当に理解しておくべきこと

それは「年齢が上がるにつれて歯周病患者が増えている」ということです。

このことは、若いときからのケアを怠っていた人ほど、歯周病になってしまうということです。

歯周病の予防はセルフケアと定期的なメンテナンスが大切です。

これを読んでいただけた方は、今日から丁寧に歯磨きを行いましょう!

そして今週中に歯科クリニックで定期検診を受けましょう!

Cherish your teeth!

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