MacBook Air 13 mid2012のwifiをac化してみた。

換装後(IEEE 802.11ac)のアクセス速度mac

Apple公式ページの技術仕様にもあるように当該モデルのワイヤレス機能は「IEEE 802.11 a/b/g/n」まで対応となっています。

内部モジュールの換装を行うことで、IEEE 802.11 acへ対応させます。

内部の電子部品を取り扱うため、万が一、故障するリスクがあります。
自己責任のもとで実施してください。

また、その他のMacBook Airの改造の記録は次の記事にまとめています。

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ac化に必要なもの

1.無線LANモジュール
「bcm94360cs2」というモジュールが必要です。ヤフオクで購入できます。
 https://auctions.yahoo.co.jp/search/search/bcm94360cs2/0/

2.Macbook Air用 星型ドライバー 1.2mm(裏蓋取り外し用)

3.ヘクスローブレンチ T5(モジュール取り外し用)
4.ヘクスローブレンチ T8(ヒンジ部取り外し用)

また、その他の留意点としては、接続先のwifiルーターの性能も確認しておいたほうがいいです。

詳しくは以下の記事でまとめています。

換装方法

①裏蓋を開ける

裏蓋の赤丸で囲んだところのネジを星型ドライバー 1.2mmで取り外します。

②アンテナ線を外す。

赤矢印で示したアンテナ線を外します。キャップのようになっているのでパカっと外れます。
そして、青矢印で示したネジをヘクスローブレンチ T5を使って外します。


また、このままではアンテナ線が届かないので、アンテナ線を固定してある箇所を外しておきます。青矢印で示したネジをヘクスローブレンチ T8を使って外します。

③モジュールを外して、新しいモジュールを取り付ける。

モジュール「bcm94360cs2」は横幅があるため、ネジで固定できません。

④再びアンテナ線を取り付ける

赤矢印で示した箇所にアンテナ線を取り付けます。

⑤換装後の確認

起動後に無事、ac化できているかどうか確認します。
赤線で示した箇所に「ac」があれば無事換装できています。

換装後の通信比較テスト

NAS HDDへのアクセス速度

換装前(IEEE 802.11n)
換装後(IEEE 802.11ac)

Readは約3倍、Writeは約2倍速度向上しました。

実際のコピー速度

約5GB程度のファイルをNASとMacBook Air(MBA)間でコピーしたときに要した時間を計測しました。

○NAS→MBA NASにあるファイルをMBAにコピーするのに要した時間

○MBA→NAS MBAにあるファイルをNASをにコピーするのに要した時間

 換装前(IEEE 802.11n)換装後(IEEE 802.11ac)
NAS→MBA4分05秒2分03秒
MBA→NAS7分38秒2分14秒

まとめ

実際のコピー速度を見たら分かるとおり、ac化によって劇的にwifi速度を向上することができました。

MacBook Air 13 mid2012の改造の記録は以下のページでまとめています。

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